1. 「当たり前」に疑問が湧いてきた
断捨離をしていると、目の前の「モノ」だけじゃなく、思考や習慣まで整理されていくような感覚があります。
本当に必要なもの、大切にしたいことが見えてきて、これまで「当たり前」だと思っていた働き方やキャリアの積み上げ方にも、少しずつ疑問が湧いてきました。
“このままで本当にいいのかな?”という問いが、自分の中にずっと残るようになったんです。
2. 「出世」って、本当に必要?
「出世したくないわけじゃないけど、今の職場で出世を目指す意味って何だろう?」
そんなふうに思うようになりました。
お客様のために何かを改善するというより、社内の空気を読んだり、根回ししたり、いわゆる“社内政治”に時間とエネルギーを割くことが増えていて…。
これが出世の正体なら、自分には向いてないかも、と感じました。
だから、社内に残って社内政治に忙しくするのではなく、出世を目指すよりも、転職や独立をして、自分の思う通りに働いてみたいと思うようになりました。
3. 「幸せ」の定義が変わった
断捨離をしていると、だんだん「モノの多さ=幸せ」では無いことに気づいてきます。
家も服も車も、“ある”に越したことはないけれど、それが人生の満足度を決めるわけじゃない。「起きて半畳、寝て一畳」という言葉の意味が、なんだかしっくりくるようになりました。
そうなってくると、たくさん残業したり、向いていない社内政治をしたり、無理して稼がなくてもいいんじゃないか、と思えるようになったんです。
「もっともっと働いて、もっともっと稼いで、もっといい家に住んで…」
そんな漠然とした“幸せの理想像”は、もしかしたら誰かが作った幸せのテンプレートで、
自分が本当に選んだものではなかったのかもしれない――
そう気づいたとき、働き方にも生き方にも、もっと自由で、自分らしい選択肢があるはずだ、誰かが作った幸せのテンプレートに乗っかる思考停止をやめて、自分の幸せの基準を学び直して、自分が幸せだと思える働き方を探そう、自然と思えるようになりました。