ブラッシュアップライフ

嫌われる勇気 相手の気持ちはコントロールできない ―「自分の課題」に集中する

嫌われる勇気

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない―― 【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】 世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。 「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、 …

1. 自分の意見を言うときに感じる「怖さ」

日常の会話の中で、自分の意見を言うとき、
「これ、もし変に思われたらどうしよう?」と、つい考えてしまう瞬間はありませんか?


「こんなこと言って、嫌われたらどうしよう?」と、心の中で不安がよぎることもあります。

また、SNSで自分の考えや気持ちを投稿する際も、
「自分がどう見られているか」や「他人にどう受け取られるか」を心配しすぎて、
気づいたら何も発信できないままで終わってしまう──

そんな経験、誰でもあるのではないでしょうか。

2. 他人の反応はコントロールできない

でも、結局その不安や恐れは、相手の問題ではありません。
どう受け取られるかを心配しても、それは私が作り出した不安でしかなく、
相手が実際にどう感じるかはコントロールできないのが現実です。

心理学でいう「課題の分離」という考え方では、
「自分の課題」と「相手の課題」を明確に切り分けます。
つまり、「自分が何を伝えるか」は自分の課題、
「相手がどう受け取るか」は相手の課題。
そこを混ぜてしまうと、余計な不安に振り回されるだけになってしまうのです。

傷つくのか、怒るのか、受け流すのか──それは相手の課題であり、あなたがコントロールできることではありません。

私たちにできるのは、
「何を言うか」「どんな言葉を選ぶか」という自分の行動を決めることだけ。
その先の相手の反応は、自分の課題ではないのです。

4. 発信すること

素直に表現する事、
それはときに、誰かを遠ざけてしまうかもしれません。
距離を置く人も出てくるでしょう。

でも、それは仕方のないことです。
むしろ、あなたがあなたらしく言葉を選んで接することで、
これまで以上に深くつながれる人、自然と距離が縮まる人も必ず現れます。


誰かの評価という自分が作り上げた幻想に、怖れて立ち止まるのではなく、

素直な自分を、ちゃんと表現して
ありのままの自分を受け入れてくれる人たちとつながることなのだと思います。

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