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英語多読おススメ『Les Miserables』

レ・ミゼラブル Les Miserables (ラダーシリーズ Level 5)

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ヴィクトル・ユゴーの名作『Les Miserables(レ・ミゼラブル)』をラダーシリーズのレベル5で再読しました。語数は約15,000語。英語多読にある程度慣れてきた頃に挑戦するのにぴったりの一冊です。

登場人物が多く、ストーリーの展開も複雑で、やや難易度の高い単語も出てきます。映画や舞台で物語を知っている方には、あらためて英語で読んでみることで、細やかなニュアンスや心の動きがより伝わってくると思います。

この作品には、犯罪とは何か、貧困とは、政治とは、そして親子愛や家族愛、自立とは……といった、あらゆるテーマが詰まっています。

今回、私の心に残ったのは、マリウスのこの心情、

“All his life, he had taken his grandfather’s beliefs as his own opinions. Now he was starting to see things in a different way, to learn a new philosophy.”

彼はこれまでの人生ずっと、祖父の信じるものを自分の考えだと思い込んできた。
けれど今、少しずつ世界が違って見え始めていた。
これまでとは異なるものの見方、新しい哲学を学び始めていたのだ。

ずっと正しいと思い込んできた「祖父の信念」とは別の考え方があるのではないか──そんな気づきを得て、自らの信念に従って行動し始めるマリウスの姿は、まさに“目覚め”の瞬間でした。

ちょうど私自身も、長年の思い込みや価値観を手放し、新たな考え方を受け入れ始めた時期だったので、このフレーズがとても心に響きました。

思い返せば、最初にこの作品を読んだのは小学生のとき。日本語版でしたが、どれもこれも悲惨すぎて(笑)、正直どこにも共感できなかった記憶があります。それでも、特に文学少女でも無かった私が、ページをめくる手が止まらなかったのは、何かが心を動かしていたからかもしれません。

何十年も経って、今度は英語で読んだレ・ミゼラブル。そして、またいつか別のタイミングで再読したとき、自分がどう感じるのか──それが今から楽しみです。

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