終末医療のケアラーが、死にゆく人々に寄り添いながらケアをし、
その中で聞いた「後悔の言葉」を、自身の経験と重ね合わせて記録した一冊。
人生を振り返ったときに、静かに立ち上がってくる感情。
死を前にしたからこそ語られる、飾り気のない本音。
もう二度と戻らない時間を、最後に噛みしめるような思い。
人生の後半になって気づく
「本当は、何を大切にしたかったのか」
そんな問いが、ページの随所に滲んでいます。
これからを生きる人に向けて書かれた児童書は読みやすく、普遍的なメッセージも多い。
けれど、人生の後半に差し掛って
「振り返ったときにしか言葉にならない感情」、「選ばなかった人生に苦悩する」、など
時間の不可逆性を知った大人だからこそ抱く、複雑な心境が丁寧に描かれた本です。
英語多読としても読みやすく、
そして、できるだけ後悔の少ない人生を生きるためにも、
一度は手に取っておきたい一冊だと感じました。