人生はすべて、選択の積み重ね。

被害者意識、スパイト行動は身近に起きるだけでなく、社会でも悪用されているかも?

私たちが日常で感じる「被害者意識」や「スパイト行動」――例えば、誰かに不当な扱いを受けたと感じたり、悔しさから意図的に相手を困らせたいと思ったりすること、これらは少なからず身近な場面で、誰もが経験する感情です。しかし、だからこそ、こうした感情が社会でどのように利用されているかについて考えたことはありますか?

SNSと集団化が助長する「被害者意識」

SNSの普及により、情報が瞬時に広がり、多くの人々の意識を一方向に導くことができます。特に、特定のテーマや問題に対して「被害者意識」を強調したキャンペーンや投稿が広まると、自然と共感を呼び、多くの人がその意見に引き寄せられます。

これにより、無意識のうちに集団として一つの考え方に固まってしまうことがあります。もちろん、意見を共有すること自体は悪いことではありませんが、時にはこのような集団意識を悪用して「スパイト行動」のような、相手を攻撃したくなる感情を引き起こすこともあります。

経済的な格差を強調する広告の影響

最近の広告キャンペーンでは、経済的な格差を強調するメッセージが目立ちます。

たとえば、ある企業が「あなたも社会の被害者です」「こんな不公平な状況に立ち向かうためには、これを買うべきだ」と訴えるとき、そのメッセージは一見正当な正義感を呼び覚ますように思えます。しかし、同時に無意識のうちに「自分が何かに苦しんでいる」という感情を強め、他者と自分を比較してしまうことになります。

結果的に、物を買うことで自分が正しい選択をしているという気持ちを得る一方、社会に対する不満や怒りが湧き、スパイト行動のような「社会に対しての不公平感」の感情が生まれやすいように、にしているかもしれません。

社内政治と正義の怒り

社内でも、自分の正義に対する怒りが利用されることがあります。特に、組織内で立場を争う人々がいると、あなたの正義感を巧妙に利用して、自分の利益を得ようとする、人がいるのです。例えば、あなたが「不正」を見逃さずに行動しようとする際、その正義の怒りを他の人が自分の目的のために煽り立てることも。

これがエスカレートすると、あなた自身が社内政治に巻き込まれ、冷静な判断を失いかねません。

(私は巻き込まれました・・)

情報の操作、どう見極める?

SNSや広告、さらには社内での人間関係においても、他人の感情を操作しようとする力が働いています。

そのため、被害者意識、スパイト行動という、人間として自然な感情があることをまずは理解し、冷静に自分の感情を見極め、感情に流されずに行動することが非常に重要です。

自分の正義感が利用されているのか、ただの感情に過ぎないのかを判断することで、より建設的で前向きなステップを踏むことができます。冷静に自分の感情を保ち、意図的な操作から距離を取ることで、ポジティブな変化を生み出すことができるのです。

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