① 状況を整理する(どんな助けが必要か確認)
まずは、親の様子を客観的に見てみましょう。
- 歩行は一人でできる?
- 食事は自力でとれている?
- トイレや入浴の介助は必要?
- 認知症の兆候はある?
「何ができて」「何が難しいか」を家族で整理するところから始まります。
② お住まいの「地域包括支援センター」に相談
全国どの地域にもある地域包括支援センターは、介護の総合窓口です。
ここに電話や来所で相談すれば、今後の流れを教えてくれます。
※市区町村のホームページや「地域包括支援センター ◯◯市」などで検索できます。
③ 「要介護認定」を申請する(←これが介護サービス利用の出発点)
介護保険サービスを使うには、まずこの要介護認定が必要です。
- 申請先:市区町村の役所(介護保険課など)
- 申請者:本人または家族(代行も可)
- 申請後:調査員の訪問+主治医の意見書で審査
- 判定まで:約1か月ほど
これで「要支援1〜2」「要介護1〜5」などの判定が出ます。
④ ケアマネジャー(ケアマネ)を選ぶ
要介護1以上になると、ケアマネジャーが担当としてついてくれます。
この人が、介護サービスの「設計士」になってくれます。
- サービス内容の相談
- ケアプラン(介護の計画)の作成
- 事業所との調整
などを担ってくれるので、安心して頼れます。
⑤ ケアプランに沿って、介護サービス開始
たとえば…
- 訪問介護(ヘルパー)
- デイサービス(通所介護)
- 福祉用具のレンタル
- 配食サービス など
必要に応じて、できることから少しずつ始められます。
⑥ 状況が変わったら、再調整 or 再申請
体調や生活環境が変化したら、
ケアマネと相談してプランを見直したり、必要に応じて再度申請できます。
必要な支援は人によって違いますが、
「相談」→「認定」→「計画」→「サービス開始」が基本の流れです。