人生はすべて、選択の積み重ね。

親が介護を必要になったときの進め方【基本の6ステップ】

① 状況を整理する(どんな助けが必要か確認)

まずは、親の様子を客観的に見てみましょう。

  • 歩行は一人でできる?
  • 食事は自力でとれている?
  • トイレや入浴の介助は必要?
  • 認知症の兆候はある?


「何ができて」「何が難しいか」を家族で整理するところから始まります。

② お住まいの「地域包括支援センター」に相談

全国どの地域にもある地域包括支援センターは、介護の総合窓口です。

ここに電話や来所で相談すれば、今後の流れを教えてくれます。
※市区町村のホームページや「地域包括支援センター ◯◯市」などで検索できます。

③ 「要介護認定」を申請する(←これが介護サービス利用の出発点)

介護保険サービスを使うには、まずこの要介護認定が必要です。

  • 申請先:市区町村の役所(介護保険課など)
  • 申請者:本人または家族(代行も可)
  • 申請後:調査員の訪問+主治医の意見書で審査
  • 判定まで:約1か月ほど

これで「要支援1〜2」「要介護1〜5」などの判定が出ます。

④ ケアマネジャー(ケアマネ)を選ぶ

要介護1以上になると、ケアマネジャーが担当としてついてくれます。
この人が、介護サービスの「設計士」になってくれます。

  • サービス内容の相談
  • ケアプラン(介護の計画)の作成
  • 事業所との調整

などを担ってくれるので、安心して頼れます。

⑤ ケアプランに沿って、介護サービス開始

たとえば…

  • 訪問介護(ヘルパー)
  • デイサービス(通所介護)
  • 福祉用具のレンタル
  • 配食サービス など

必要に応じて、できることから少しずつ始められます。

⑥ 状況が変わったら、再調整 or 再申請

体調や生活環境が変化したら、
ケアマネと相談してプランを見直したり、必要に応じて再度申請できます。

必要な支援は人によって違いますが、
「相談」→「認定」→「計画」→「サービス開始」が基本の流れです。

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