ブラッシュアップライフ

英語多読おススメJudy Moody was in a mood

Judy Moody: Judy Moody, Book 1

Amazon.co.jp: Judy Moody: Judy Moody, Book 1 (Audible Audio Edition): Megan McDonald, Barbara Rosenblat, Candlewick on Brilliance Audio: Audibleオーディオブック

こちらの本は、Audibleオーディブル無料対象作品のため、30日間無料で試せます。

夏休みが終わり、バージニア州の小学3年生、ジュディ・ムーディーの新学期が始まります。この本は、彼女のちょっとした不機嫌(mood)から始まる、くすっと笑えるエピソードが詰まった英語児童書です。

新しい学年、新しいクラス、新しい机――でもジュディが一番Bad moodなのは、クラスの子たちが夏休みにディズニーワールドシーワールドに行ってきたことをアピールするTシャツを着てくるだろうこと。ジュディはどこにも行っていない…。でも、パパが「君は釣りをして、サメを食べただろ?」と言ったのをヒントに、ジュディはTシャツにマジックで “I ate a shark.(私はサメを食べた)” と自作メッセージを書いて登校します。この発想がたまりません!アメリカの小学生ならではのユーモアと自己主張の文化を感じさせる、微笑ましいシーンです。

1冊の語数はおよそ1万語ほど。けれど、各チャプターごとに小さなオチがあり、1話1話が完結するスタイルなので、英語多読初心者にも読みやすい構成です。

物語の中には、さりげなくアメリカ文化の基礎知識も盛り込まれています。たとえば、

  • **トーマス・ジェファーソン(第3代大統領)**がバージニア州の出身であること
  • 映画『ポカホンタス』の舞台が同じくバージニア州であること
  • 世界初の女性医師、エリザベス・ブラックウェルがアメリカ人であること

これらは、アメリカの小学生なら「知っていて当然」という前提で登場します。
日本で例えるなら、「徳川家康が愛知出身で、江戸の礎を築いた」といったレベルの共通認識かもしれません。子ども向けの本でありながら、文化の断片に自然と触れられる点が、読んでいてとても興味深く感じました。

ちょっとした日常の出来事をユーモアたっぷりに描きながら、アメリカ社会の価値観や背景に触れられるシリーズ。英語多読としても、文化理解としてもおすすめの一冊です。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA