以下の5人の伝記を例に、多読教材としての特徴を解説します。伝記は、事実を元に話が進むので、既になんとなく流れを知っている人物を選ぶと、単語が分からない箇所があっても、全体として物語を理解しやすく、洋書が読めた!と達成感を感じやすいので、多読スタートにはピッタリです。
①『Who Was Marie Antoinette?』(マリー・アントワネット)
- 魅力ポイント
- フランス革命や豪華な宮廷生活などドラマチックな展開。
- 彼女が語ったとされる有名なフレーズ(例:”Let them eat cake!”)を知ることができる。
- 多読メリット
- 歴史的事件に触れることで、日常会話以外の語彙力を増やせる。
②『Who Was Napoleon?』(ナポレオン)
- 魅力ポイント
- ヨーロッパの歴史を大きく変えた人物で、エピソードが豊富。
- 軍事的な成功と挫折、島流しなど、起伏に富む物語。
- 多読メリット
- 戦略やリーダーシップに関連した語彙や表現が身につく。
③『Who Was George Washington?』(ジョージ・ワシントン)
- 魅力ポイント
- アメリカ独立戦争、初代アメリカ大統領などアメリカ史の基礎を学べる。
- アメリカの建国物語を英語で理解できる。
- 多読メリット
- 政治・社会的な表現やアメリカ史に関する知識が深まる。
④『Who Was Gandhi?』(ガンジー)
- 魅力ポイント
- ガンディー個人の物語だけでなく、彼が生きた時代のインドやイギリス帝国、非暴力運動、独立運動などの背景も分かりやすく説明されています。
- 多読メリット
- 日本の教科書では簡略化されがちなエピソード(南アフリカでの差別体験や塩の行進など)がしっかり描かれています。
⑤『Who Was Nelson Mandela?』(ネルソン・マンデラ)
- 魅力ポイント
- 人権問題や差別、アパルトヘイト廃止などの現代史に触れられる。
- 感動的で勇気を与える人生のストーリーを通じて、モチベーションが上がる。
- 多読メリット
- 差別や自由、正義に関する社会的・倫理的な語彙を学べる。
上記5人に限らず、興味ある人物から読み始め、徐々に英語多読の習慣を広げるのがおすすめです。
英語多読に慣れてきたら、日本ではあまり知られてない人物にもチャレンジしてみましょう!