ブラッシュアップライフ

香港的東京23区と、アメリカ的四国

東京23区から四国に移り住んで(転勤)、1週間経っての気づき。

まず驚いたのは交通事情。想像はしていたけれど、やはり実際に暮らしてみると、体感としてのインパクトが大きい。

東京23区に住んで働く人々のライフスタイルは、香港の都市生活者に近いのかもしれない。狭いマンションも、無駄のない合理的な設計で、必要なものが効率的に収まっている。徒歩圏内にコンビニ、スーパー、飲食店、スポーツジム。駅に出ればスタバもレストランも飲み屋さんもあって、電車やバスやLUUPを駆使すれば、どこへでも行ける。

この「コンパクトに最適化された都市の論理」の中で、自分のリズム「車を持たない生活が前提」が出来上がっていたのだと、引っ越してから改めて気づいた。

開かれた香港、内向きな日本

一方、四国の生活はまるで真逆だ。ライフスタイルのベースに「車での移動」が組み込まれている。スタバは駅前ではなく、ドライブスルー。コンビニもスーパーもジムも、駐車場の広さが重視され、歩いて行ける範囲にはほとんどお店がない。人々の生活は、車という移動手段を前提に設計されていて、街で歩いている人をあまり見かけないし、東京でよく見た電動自転車に子供を乗せて走るママさんは全く見かけない。その様子はむしろアメリカに近いのでは?とも思う。

同じ日本の中で、これほどまでに「香港的な都市」と「アメリカ的な地方」が、共存していることに驚かされる。

そして、その違和感を今まさに言語化できるのは、引越しして一週間という新鮮なタイミングだからこそ。引越しをして環境が変わると、言語化すらしてこなかった「自分の当たり前」に気づける。


そして何より大切なのは、違和感を感じている今だからこそ言語化できるということ。


時間が経てば慣れてしまって、きっとこのモヤモヤすら思い出せなくなる。だからこそ、この「良い意味での違和感」を楽しみながら、四国生活を始めていきたい。

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