ブラッシュアップライフ

「マイホームか賃貸か」のモヤモヤに、ひとつの答え

「家は買うべきか、それとも借り続けるべきか」

このテーマ、何年も議論されてるし、雑誌やYouTubeでもいろんな人がいろんなことを言っている。でも、結局のところ、自分にとって何がしっくりくるのかを考えるしかないんだと思う。

ふとしたきっかけで自分なりの答えが見えた。

それは——
**「マイホームを買って賃貸に出し、自分は賃貸に住む」**という選択。

へっ?って思った人へ

ちょっと変わった考え方に思えるかもしれない。でも、この方法、案外現実的だと思った。

自分の年収やライフスタイルに見合った範囲で住宅ローンを組み、良い立地に物件を買う。それを他の誰かに貸す。自分は、その時の状況や気分に合わせて、別の賃貸に住む。

そして実は、今まさにこのスタイルを自分自身が実践中。
住む場所に縛られない心地よさと、家という資産を育てる感覚、両方を体験できている。

何より大きいのは、持ち家があるという安心感や経験値が増えたけど、「住宅ローンに縛られている」という感覚がないこと。
自分が住むための家ではなく、運用するための家だからこそ、身軽でいられる。
ライフスタイルの変化、もし自分の年収が下がったら、賃料が安い賃貸を探せばいいのだ。自由に動けると思える事が、本当にありがたい。人間は、これしかない、と思ったらしんどくなる。

「一生住む家」ってほんとに必要?

よく聞くのが、

一生に一度の買い物だから
一生住むつもりで
せっかくだからお金かけよう

っていう話。でもこれ、ちょっと立ち止まって考えてみたい。

本当に「一生住む家」って必要?
10年後も同じ場所にいたいって、今の自分にわかる?

そして最近、年老いていく親の姿を見て、さらに思った。
人は年齢によって「住める家」が変わっていくのだと。

若い頃には気にならなかった段差がつらくなったり、手すりがないと不安になったり、車椅子でも使えるスロープが必要になることだってある。
どんなに思い入れのある家でも、体の変化には抗えない。

だから、「一生住むつもり」で家を買っても、その“つもり”が変わることは十分にある。

呪縛から、ちょっと自由になる

この「買って貸す」という選択肢には、もうひとつ大きな意味がある。

それは、「マイホーム=終の住処」「マイホームを持ってこそ立派な大人、社会人」という思い込みから自分を解放できること。

もちろん、住宅ローンは大きな責任。でも、「住むため」じゃなくて「運用するため」に買うと、考え方が変わる。不動産に振り回されるんじゃなくて、自分がうまく使う側に回れる。

住まいも、人生の変化に合わせてアップデートしていい。
その柔軟さを保つための「選択肢」を、ひとつ持っておくのは悪くないと思っている。

さいごに

正解なんて、きっとない。でも、「買うか借りるか」っていう二択の外にも、道はある。そう気づけただけで、ちょっと肩の力が抜けた。

もし、同じように悩んでる人がいたら、こういう選択肢もあるんだよって、伝えたくて書いてみた。

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