英語多読おススメ Magic Tree House Blizzard of the Blue Moonの36巻です。
この巻では、ジャックとアニーが1930年代の大恐慌時代にタイムトラベルし、雪の降りしきるニューヨークへと向かいます。混雑した地下鉄に乗り、タクシーで街を駆け抜け、物乞いに出会う場面など、当時のニューヨークのリアルな描写が印象的です。
さらに、実在するセントラルパークのベルヴェデーレ城や、クロイスターズ美術館に展示されている「ユニコーンのタペストリー」が物語の舞台になっていて、ファンタジーと現実が絶妙に融合しています。タペストリーの中に閉じ込められたユニコーンを救い出し、その背に乗ってニューヨークを軽やかに駆け抜けるシーンは、まるで本当にあり得るかのようなリアリティがあり、心が躍る場面です。
また、この巻でマーリンから与えられた魔法の杖には、「自分の力を尽くした後にだけ使える」「他者のためだけに使う」という教えが込められており、物語のメッセージ性も際立っています。
"With the help of the wand, you can make your own magic. But you can only use it after you have tried your hardest. Remember that it can only be used for another's good."
いつかニューヨークを訪れる機会があれば、アニーとジャックが辿った場所を歩いてみたい…そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
『Magic Tree House #36: Blizzard of the Blue Moon』単語11選
単語 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
unicorn | ユニコーン、伝説の一本角の生き物 | The unicorn was trapped in the tapestry, waiting to be set free.(ユニコーンはタペストリーに閉じ込められ、解放されるのを待っていた。) |
divine flower | 神聖な花 | The divine flower bloomed only under the blue moon.(神聖な花はブルームーンの下でのみ咲く。) |
dianthus | ディアンサス、ユニコーンの名前(ラテン語で神聖な花) | Dianthus leaped gracefully through the snowy streets of New York.(ディアンサスは雪に覆われたニューヨークの街を優雅に駆け抜けた。) |
blue moon | ブルームーン、非常に珍しい満月 | It was the night of the blue moon, a rare moment for magic.(その夜はブルームーンで、魔法には絶好の機会だった。) |
cloister | 回廊、修道院 | The unicorn was hidden deep within the cloister.(ユニコーンは修道院の奥深くに隠されていた。) |
belvedere castle | ベルヴェデーレ城、セントラルパークにある展望塔 | They climbed the snowy steps of Belvedere Castle.(彼らは雪に覆われたベルヴェデーレ城の階段を登った。) |
wand | 杖、魔法の道具 | She waved her wand, hoping it would work.(彼女は杖を振り、うまくいくことを願った。) |
trudge through | 苦労して進む | They had to trudge through the deep snow to reach the castle.(彼らは城にたどり着くために深い雪の中を苦労して進まなければならなかった。) |
thaw out | 解凍する、温まる | They thawed out by the fire after their long journey.(彼らは長旅の後、暖炉のそばで体を温めた。) |
shawl | ショール、防寒用の肩掛け | She wrapped a warm shawl around her shoulders.(彼女は暖かいショールを肩に巻いた。) |
evoke | 呼び起こす、思い起こさせる | The sight of the unicorn evoked a sense of wonder.(ユニコーンの姿は驚きの感情を呼び起こした。) |